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白内障は通常ゆっくりと進む病気ですので、突然手術が必要になることは殆どありません。運転免許を持っている人の場合は免許更新に必要な視力(普通免許の場合、片目でそれぞれ0.3以上、両目で0.7以上)より下がった場合、あるいは日常生活、仕事や趣味に支障を感じる場合には手術を受けることを考えると良いでしょう。まれに緑内障等の他の病気の治療のために視力が良くても白内障手術が必要となる場合もあります。
どんな手術でも恐く感じられるのは当然のことです。手術に関する恐怖心には大きく分けて二つの要素があります。ひとつは痛みへの恐怖心です。当院の白内障手術は痛くない麻酔・痛くない手術法で行っていますので心配ありません。もうひとつは、手術の不成功への恐怖心です。現代の白内障手術は技術が非常に進歩し安全性が高まりました。手術前より視力が下がってしまう可能性は0.1%未満です。安心して手術を受けていただくことができます。
眼科医がそのような説明をすることはないのですが、患者さんの間でそのように言われることがあるようです。その理由として「一度手術をしたら二度とできない」という表現もよく耳にします。どちらも間違いです。ひとつ前の回答にもありますように、白内障により不便を感じたら手術を考えられて構いません。白内障は一度手術をしたら再発することはありません。手術後にもし他の病気で手術が必要になった場合も安全に行うことができます。
二つの対処方法が考えられます。ひとつは近視の手術は行わないでドライアイの治療をしっかり行いコンタクトレンズが快適に装用できることを目指す方法です。ドライアイのタイプにより点眼薬を適切に選んだり「涙点プラグ」を用いることにより症状を改善できる可能性があります。もうひとつは、LASIK以外の手術を選ぶ方法です。あなたの場合はICL(有水晶体眼内レンズ)が適している可能性が高いと思いますのでご相談ください。